せいかつ

あるフリーランスデザイナーの実態【生活編】

こんにちは、しまこです。こんにちは。

私が最終の記事を更新したのは5月…とても久々になってしまいました。

「今年は自分の土台を固める」と年始に決めた私は、その目標の通り動き、休みそっちのけで仕事ばかりしていました。

会社に属せずフリーランス(個人事業主)として活動しています。

フリーランスとしての活動は10年ほどになります。これまで会社勤めと二足のわらじでしたが、現在はフリーランスのみの収入で生活しており、自宅を職場にしています。

 

フリーランスデザイナーのイメージって?

 

突然ですが、みなさん「フリーランスのデザイナー」と聞いてどういう人を想像しますか?

恐らく大半は「かっこいい人」「おしゃれな人」「自由人」など、ちょっといい感じで想像されるのではないでしょうか。なぜか私も同じ職業であるデザイナーさんに対して同じようなイメージを持っています。

息抜きに近所のカフェでメールしたり、本を読んだり…好きな日に休暇を取り、旅行に行って…
自宅もデザイナーらしく、雑誌やインスタで見るような素敵なライフスタイルのイメージがないでしょうか。

「私もフリーランスのデザイナーになりたいです」と、最近よく相談をお受けします。そんな方々のために今回は私のライフスタイルを恥ずかしげもなく披露することに致しました。

参考になれば嬉しいです。

 

 

 

【実態その1】おおよその生活スタイル

 

起床〜出勤

起床後、顔を洗い、パフォーマンスを上げるために『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』(デイヴ・アスプリー著、ダイヤモンド社)で有名になったバターコーヒーを淹れて机に座ります。

出勤という言葉を当てはめるならばベッド→キッチン→デスクではないでしょうか。距離にしておよそ3m。時間にすると(コーヒーを淹れる時間を除けば)3秒で職場に到着します。ギネス登録できんかな。

 

 

お仕事中

職場(ベッドから3秒)に到着するとすぐに作業を始めます。
私の中で一番頭が冴えているのが起床後4時間以内と思っていて、前日に思いつかなかったアイデアやデザインはこの「スーパータイム」(勝手にそう呼んでいる)にするようにしています。

 

「スーパータイム」が終わった後はメールの返信やチャットをしたり、電話で打ち合わせなど、パフォーマンスが落ちた時に人とコミュニケーションをとるようにしています。誰かと喋ることでまた元気がでてきますね!

 

ランチは、ただ流しているテレビから「ミヤネ屋」の音が流れてきたら、もしゃもしゃと大量に作り置きしておいたものを食べます。

よく作るものは大量おでんです。

超健康大好き人間なので絶対に手作りのものを食べるようにしています。コンビニ弁当やカップ麺の類は食べません。脳のパフォーマンスが落ちるそうです。こういう部分だけはなぜかこだわり、気にしています。

余談ですが最近一番気になるワードは「パフォーマンス」です。

ランチを食べながら、テレビでYouTubeの動画を見ます。ここ数ヶ月のお気に入りはキャンプや車中泊動画です。お外への恋しさが募ります。

 

ランチが終わると食器を洗い、すぐに職場(ベッドから3秒)に戻ります。
最近は意識的に19時までと決めて仕事は終わらせるようにしています。

ちょっと前までは寝る直前までmacの前にいて、ずーーっと仕事をしていました。(徹夜もしたり!)
フリーランスのデザイナーってデザインするだけではなくて、営業、クライアントとのやりとり、見積書を作成したり請求書や納品書を作成したり…と一人事務所なのでやることが多くて、気づくと24時を過ぎています。

でも、だらだらと続けているのは次の日のパフォーマンスにも影響するし、徹夜なんて次の日の昼間を無駄にするだけなのでこれは本当にやめて、遅くても19時にはデスクから離れるようにしていますが、自分のサイトを更新したりあれやこれやとやっていると、なかなかそうはいかない日が多いです。

 

 

仕事終了〜帰宅

今日の仕事終了!と決めたらデスクの隣にある「自宅」(ソファのこと)に帰宅します。
時間にすると1秒です。ギネス登録できんかな。

ご飯を食べたり、運動不足を気にして「ステッパー」をしながらドラクエをしたりします。健康を維持することも仕事のうちですものね!

 

それからお風呂に入りつつSNSのチェックや書き込みをしたり、チェックしているサイトの記事を読んだり、Kindleで本を読みます。本は何気に週に3〜4冊は読んでいると思います。本代がかさみますが、自宅に籠っていることは多少気にしており、なるべくインプットはしておきたいのです。デザインの勉強と流行を探るため、アプリで雑誌も読みます。

 

お風呂から上がるとドラクエ10をプレイして山や川などゲーム内で自然を走り回り、擬似お外体験をします。泣けます。
時にはお酒を飲みながらまたキャンプ動画を見ます。さらにお外が恋しくなります。

 

最近はamazon primeのドキュメンタルを見て爆笑したり、昔から大好きなアメリカの人気ドラマSex and the Cityを見て「おしゃれしたーい!遊びにいきたーい!」と失っていた女子力を若干復活させたりします。そしてぼんやりと明日の仕事や納期を気にしつつ、あらもうこんな時間!ということで焦ってベッドに入ります。

 

 

 

次の日

起床後、顔を洗い、パフォーマンスを上げるためにバターコーヒーを淹れて机に座ります。出勤という言葉を当てはめるならば…(エンドレス)

 

上記の通りとにかく自宅から出ません。

出ないのではなく出れないのです。(ありがたいことなんですが…)

なぜなら自宅が職場であり、戦場であり、生活の場だからです。仕事が溜まっている時は1週間一度も外に出ていないなんて普通です。なぜなら自宅が職場だからです(また言う)

買い物は、ある程度まとめ買いをしているので安心して(!)引きこもることができます。

さらに、ずーーーっと自宅に籠っているとどうなるか紹介していきましょう。

 

 

【実態その2】メイク道具が減らない

お外に出ないのでメイクをしません。毎日すっぴんです。

なのでメイク道具が全く減りません!正直言うとメイクする時間も仕事に充てたいのです…

会社員の頃は、前日にどんなに残業しようが睡眠時間が3時間や2時間でも「メイクは常にばっちりしている人」として認識されていました。あの頃はどんなに仕事が忙しくても女性ということを忘れていませんでした…我ながら頑張っていました…

忙しさを理由に自分に手をかけないことは負けだと思っていました。仕事の合間に会社の人とメイクや美容の話で盛り上がるのが楽しかったな〜

今ですか?メイクする暇があったら仕事に充てたいです笑

でもですね、女性はやはりメイクするとテンションとやる気が違います!かなり矛盾していますがメイクはした方がいいです笑

 

 

【実態その3】天気・気温がわからない

自宅で出勤から仕事、生活を全て終えてしまうので、今日は晴れているのか雨なのか暑いのか寒いのかよくわかりません。

 

【実態その4】季節がわからない

今年は5月くらいから引きこもることが多かったのですが、気づいたら梅雨が終わり夏がきてて、夏が終わり秋になってました。四季とは…

 

 

 

【実態その5】新しい洋服を買っても着る機会がない

打ち合わせなどで外に出た時は、つい買い物をしてしまいます。おしゃれは大好きです。
しかし、外に出る機会が少ないので、新しい洋服の存在を忘れており、着てない夏服が数枚…。

…。

 

【実態その6】打ち合わせが楽しみすぎる

打ち合わせ=外に出るので、メイクを入念にしたり、洋服を何度も着替えてみたり、アクセサリーはどれにしようかな〜などとウキウキしてしまいます。デートかよ。

クライアント様にお会いする時には特に気合いいれて家を出ます。

だって、ボロッボロの汚い女に誰が仕事を頼みたいと思うでしょうか。

デザイナーとは「夢を与える仕事」だとも思っています。自己ブランディングが重要だと考え意識しています。しかしこの記事で自己ブランディングを自ら危機に陥れてます。

それに久々にメイクやきちんとした服装をすると、めちゃくちゃ気分があがりますよね!
あがった気分でまた服を買ったり、普段メイクしないのに、阪急に行って化粧品を買ったりします。
百貨店の化粧品コーナーってなんであんなに気分があがるのでしょうか。

そして【実態その5】のような状況に陥ります。

 

【実態その7】生活全てが仕事(デザイン)のこと

もうこれはしょうがないことなんだと思います。

何を見ても聞いてもデザインのことを考えています。このアイデアはいいな〜とか、このあしらいは素敵〜とかそういう感じです。

 

【実態その8】脳疲労・肩こり・首こり・腱鞘炎で悩む

デザイナーの種類にもよりますがパソコンの前にずっといます。
椅子に座っているのであまり伝わらないかもしれませんが、かなり身体がやられます…

マウス動かして腱鞘炎になるんですよ。本当です。寝食以外仕事漬けだった時には右手に湿布を貼っていました。
この時はさすがに精神的にも参ってしまいました。マウス動かさないと仕事にならないのに、動かす度にズキズキと痛みが…
調べると肩こりと首こりからきてるらしい…

自宅でヨガをしたり(嘘です)ポールに乗ってストレッチしたり、姿勢を正しくする矯正ベルトをしたりして対策しています。

脳もフル回転するので、脳疲労も半端ないです。ちゃんと睡眠をとらないと翌日まで脳疲労が残っています。何気に脳疲労が一番の悩みかもしれません。

テレビのリモコンが冷蔵庫に入ってた時には、さすがにやばいと思いました。

 

【実態その9】寂しいと思ったことはない

実は「寂しい」と思ったことは一度もありません(笑)

元々一人行動が大好きなので、今の生活はすっごく向いているのでしょう。

しかし、喋り相手がいないので気づかぬうちにストレスを抱え込んだりはしているようです。考え方が独りよがりになるのは嫌なので、定期的に誰かに会ったり電話しておしゃべりするようにしています。

 

【実態その10】太った。

8キロ太りました。会社員時代は自転車で7キロ漕いで通勤していたのに、今は職場まで3秒だし、ずっと座っているので太るでしょう。そうでしょう。これを読んでいる皆さんが頷いている様子が想像できます。

 

 

まとめ

これを書いてて、これを公開したらデザイナーとして仕事減るのではないかと心配になってきました。反省しかありません。本気で反省しました。ダメだ、このままではダメだ!お外に出ないと!

※実は公開を半月悩みました(笑)

注意点はあくまで私の日常なので他のデザイナーさんは全く違うと思います。

 

ほんとうにほんとーーに言い訳なんですが「今年は自分の土台を固める」と目標を掲げてるので、仕事に集中する=職場である自宅に引きこもるになっております。いえ、今は引きこもって仕事に集中したい!

来年からは外に出るような機会を増やして「デスクから離れているのに収入は今より増やす」ことが目標です。

でも、自分の好きな仕事をフリーでできている今に本当に感謝しています。幸せ者です。出勤しなくていいし、居眠りしても誰にも怒られませんしね…

 

寂しがりやの方や生活と仕事をきっぱりと分けたい方は、コワーキングスペースを借りたりした方が良いかもしれません。
人脈も広がりそうですし、出勤したら運動量も増えますし、身支度も整えるでしょうし…

 

今回の記事は「生活編」を書いたので、いずれ「お仕事編」を書きたいと思います。

フリーランスのデザイナーになりたーい!という方の夢をぶち壊していたら申し訳ないどころか、がっつり反面教師にしてくださいね!全くこの生活、おすすめしないです!太るしね!

やっぱりデザイナーさんは見た目も生活も「かっこよくておしゃれ」な方がいいと思いますよ!(いろんな意味で。)

 

ABOUT ME
SANUCO
アートディレクター・デザイナー。ロックとお酒をこよなく愛し、本やドラクエやおしゃれなど、その他のものもこよなく愛しています。要は趣味や好きなことが多すぎます。 夢は旅をしながら暮らしていきたいです。まずは軽キャンパーが欲しい。